パリ

パリのオペラ座①

ヨーロッパでは、秋からオペラのシーズンが始まります。

パリのオペラ座というと、中心部にある「オペラ・ガルニエ」が思い浮かびますが、ここでは主にバレエと演奏会が中心で、メインのオペラはバスティーユにある「新オペラ座」で行われています。

「新オペラ座」は、全ての客席から舞台が良く見えるので、オペラ鑑賞そのものが目的の場合にはお勧めです。しかしながら、近代的な建物なので、華麗さはありません。Garnier_2

雰囲気を味わうのが目的なら、ぜひ「オペラ・ガルニエ」に行きましょう。1875年に建造された建物は、彫刻に取り囲まれて存在感のある外部もさることながら、入り口の階段から、客席の雰囲気、シャガールの描いた天井画(これは当初からのものではありません)、シャンデリアがあって宮殿のような大広間など、見所たっぷりです。

昼間、内部見学もできますが、やはり音楽会に行くのがお勧めです。幕間に大広間でフランス人に混じってシャンパンを飲んでいると、気分はフランス貴族です!

ただ、唯一の欠点は、席によっては舞台がほとんど見えないことです。チケットを買う際、要注意!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オランジュリー美術館

そういえば、最近美術館紹介の記事を書いてないことに気づきました(それよりか、ブログの更新頻度が少ない、とお叱りをいただいていますが・・・(^_^;))。

オランジュリー美術館は、ルーブル美術館の近くにあります。ルーブルを出たら、カルーゼルの凱旋門をくぐって、気持ちの良いチュイルリー公園を散歩していきましょう。6年間も掛けて大改修工事をしていましたが、2006年にようやく再開しました。

Orangerie

ここの見所は何といっても睡蓮の部屋です。モネの描いた『睡蓮』の壁画とも言えるような大作に360度囲まれる部屋が2つあるのです。作品は8点ありますが、それぞれ色合いや雰囲気が違うので、様々な睡蓮と出会えます。『睡蓮』に限りませんが、モネは同じ対象を、時間を変え、季節を変え、あるいは天候の異なる日に、何度も何度も繰り返し描き、光の当たり方が対象に与える印象を研究していたのです。

天井からは、和らげられた自然光が入ってきて、椅子に座ってじっと作品を眺めていると、何だか本当のモネの庭にいるような気分になってきます。

モネの睡蓮をじっくり鑑賞したい方は、その前か後に、ぜひ実際にジヴェルニーのモネの庭を訪れていただきたいと思います。睡蓮の池を見てから絵を見ると、モネの描きたかったものがわかるような気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヴォー・ル・ヴィコント城

Vaux_le_vicomte_3 ヴォー・ル・ヴィコント城は、パリの南東にある城です。方角的には、バルビゾンやフォンテーヌブローと一緒なので、合わせて観光するツアーもあります。でも、残念ながら日本ではまだあまり知られていません。

このお城は歴史的にとても興味深い場所です。かつての城主は、ルイ14世時代の財務大臣ニコラ・フーケ。あるときルイ14世がこのお城を訪れ、あまりの豪華さに驚きました。この当時としては、最も豪華な城だったのです。そして、ルイ14世は嫉妬したんだか、怒ったんだか、贈収賄容疑でフーケを投獄してしまいます。

その後にルイ14世が建てたお城が、ヴェルサイユ宮殿です。面白いのは、ヴェルサイユ宮殿の建造にあたって、ヴォー・ル・ヴィコントと同じスタッフ(建築家ル・ヴォー、室内装飾家ル・ブラン、造園家ル・ノートル)を起用したことです。そして、ヴォー・ル・ヴィコントを超える城の建造を命令したのです。

ヴェルサイユ宮殿に感動した方は、そのルーツともいえるヴォー・ル・ヴィコントをぜひ訪ねてみてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シャンティイ

1ケ月も更新をサボってしまいました(^_^;)

パリ近郊シリーズ、今回はシャンティイです。シャンティイの場所は知らなくても、シャンティイ発祥のクリームは有名なので知っている人も多いことでしょう。

Chantillyさて、パリから列車で30分ほどのシャンティイの一番の見所は、シャンティイ城。でも、シャンティイ城に行くまで約2kmの散歩道も魅力です。気持ちいい緑の中を抜けると、競馬場が見えてきます。イベントをやっていなければ競馬場の中を歩けるので、馬になった気分で歩いてみましょう。

Photo_2シャンティイ城は、まず外観に魅了されます。池に面しているので、池越しに見ると、まるで湖に浮かぶ城のようです。内部は美術館になっていて、『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』の複製が見られます(図書館内に展示されていて、複製なのに、見学時間が限られているようでした)。きれいなことはさることながら、古いルーブル宮殿が描かれていたりして、歴史的にも貴重です。

ラファエロなど、ルネッサンス期の絵画も見られるので、ゆっくり時間をとって訪れましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

冬のパリ

新年早々パリに行ってきました。ドイツ出張があったので、それを利用してパリに3泊しました。

パリを旅行するなら日の長い、春から夏にかけてが良い季節です。でも冬には冬の良さがあります。それは夜景です。

ヨーロッパのクリスマスは、東方三博士が誕生したキリストに贈り物を持ってやってきたといわれる1月6日まで続きます。日本のように12月26日に全て片付けられてしまうわけではないので、クリスマスツリーやクリスマスのライトアップも1月上旬まで見ることができるのです。

Dscf1238 Dscf1236 ヨーロッパ各地にはクリスマスの飾りを売る屋台が出る「クリスマスマーケット」がありますが、フランスではアルザス地方を除くとあまり見られません。でも、パリにはヨーロッパを代表する夜景「シャンゼリゼ通りのライトアップ」があります。今までは白い電球でしたが、今年からLED(発光ダイオード)を使った青色の光になりました。今までの温かい夜景と比べると少し寂しい感じがしますが、繊細な美でもありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オーヴェル・シュル・オワーズ

あけましておめでとうございます。これからもパリを中心に国内外の観光地を紹介していきたいと思いますので、本年もよろしくお願いいたします。

新年第一回は去年から続いているイル・ド・フランスシリーズです。前回は印象派のモネが暮らしながら描いた庭を紹介しました。今回は後期印象派の画家ゴッホが最晩年に暮らした町オーヴェル・シュル・オワーズです。セーヌ川の支流オワーズ河畔の町で、パリから列車で1時間ほどです。Auvers Eglise

ゴッホの絵が好きな方には、南仏のアルルと並んで、ここも必訪です。なにせ、ゴッホが描いた教会や、一面に広がる麦畑がそのままに残っていて、ゴッホと弟のテオのお墓まであるのですから。この地で、ゴッホは37歳にしてピストル自殺を図りました。

ゴッホが暮らした下宿屋は現在記念館のようになって一般公開されています。

また、この町にはセザンヌが描いた風景も残っていますので、時間のある方はゆっくり散策してみてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ジヴェルニーの睡蓮

春から夏にパリを訪れるなら、ぜひ近郊のジヴェルニーにも足を延ばしてください。

ここには、画家モネが暮らした家、そして彼が『睡蓮』の絵を描いた庭が残っています。家の中の壁は日本の浮世絵で埋めつくされ、いかに浮世絵がモネをはじめとする印象派に愛されていたかがよくわかります。庭には、もちろん睡蓮の池があり、モネが描いたように空に浮かぶ雲が映っています。Giverny

さて、ここを訪れる前後に、パリでモネの『睡蓮』を鑑賞しましょう。オランジュリー美術館には360度睡蓮を体感できる部屋があるし、モネが様々な年代で描いた睡蓮を見るならマルモッタン美術館がお勧めです。

僕は、ジヴェルニーに行くまで、たいして『睡蓮』が好きではありませんでした。でも、庭を見てから再び絵を見て、強い衝撃を受けました。睡蓮の庭の空気がモネの絵の中に感じられたのです!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

シャルトル大聖堂その2

通常パリからのシャルトル観光は、大聖堂だけ見学して終わりですが、できたら1泊したい街です。

大聖堂のステンドグラスが有名な街だけあって、周囲にはステンドグラスの美術館や工房もあります。

また、シャルトル駅と反対方向に行くと、静かに運河が流れていて、趣のある景観が楽しめます。

Dscf1089 さらに、夏の夜にはあちこちでライトアップが行われます。夏場は日が長いので、夜10時半頃からの開始。ライトアップはフランスの至るところで行われていますが、ここの面白さは、大聖堂や教会の建物をステンドグラスのように多色の光で浮かびあがらせること。大聖堂の正面の壁には、宗教音楽にあわせて浮世絵の色版を重ねていくように少しずつ色が足されて絵が浮かび上がってきます。最後には、シャルトル大聖堂で一番有名な「聖母子のステンドグラス」の絵柄が完成します。

とっても幻想的ですよ。しかも見物人は30人ほどしかいなかったので(2007年5月)、ある意味不気味なくらいでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シャルトル大聖堂

昔ガラス美術館で働いていたこともあり、教会のステンドグラスには思い入れがあります。

ステンドグラスは、12世紀にパリ郊外サンドニ大聖堂の神父が、「神の家である教会を光で満たしたい」という思いで教会の窓に嵌められたものです。ゴシックという建築様式が登場したために可能となったので、ゴシック教会の多いフランスにはステンドグラスの嵌った教会が沢山あるのです。

フランスのパリのノートルダム大聖堂のバラ窓も迫力あるし、サントシャペル礼拝堂の壁一面ステンドグラスで囲まれているのも圧巻です。そして、ステンドグラスそのものの美しさでいったら、シャルトル大聖堂が外せません。Chartres_2

シャルトルは、パリから列車で約1時間。町が近づいてくると、列車からゴシック様式とロマネスク様式が混じった、印象的な大聖堂の高い塔が見えてきます。

この大聖堂には、フランス最古ともいえる13世紀のステンドグラスが窓に嵌められていますが、古さを感じさせないほど鮮やかな青色を見ることができます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヴェルサイユ宮殿

イル・ド・フランスで一番有名なのは、何といってもヴェルサイユ宮殿でしょう。パリからの観光バスも出ていますが、パリの中心から電車で30分くらいで行けるので、じっくり味わいたい人には電車がお勧めです。

ここは、ルイ13世が建てた「狩の館」を、太陽王ルイ14世が増築して壮大な宮殿にしたものです。宮殿内部には、ルイ14世~16世やマリー・アントワネットにちなんだ華麗な部屋の数々が見られます。圧巻は鏡の間です。こんなところで舞踏会が開かれたら素敵だろうなあ。

Versaille

さて、宮殿の見学が終わったら、ぜひ庭園にも行きましょう。幾何学模様の庭や噴水の彫刻を眺め、そして振り返るとバロック式の宮殿の全容が目に飛び込んできます。

そして、時間があったら行って欲しいのがル・アモー(村里)。歩いて30分かかります(ミニトレインもあります)が、宮殿周辺の荘厳さや幾何学文様と正反対の、のどかな風景が広がります。マリー・アントワネットも、堅苦しい宮殿生活の合間にここへ来て心癒されたんだろうな、と想像できます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)